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Dialog Code

『前向きの制御──自己を操縦するための感情マネジメント』中山克広 # Dialog Code 

2026/04/22

「対話が変われば、スポーツはもっと変わるのか?」

『Dialog Code』

強くなるために必要なのは、トレーニングや技術だけではない。アスリートが自分自身と向き合い、考え、気づくことで、次のステージへ進む鍵を探る対話記録。

今回登場するのは、

中山克広(サッカー選手・名古屋グランパス所属)

【Before Dialog】
サイドを切り裂く一瞬の閃き。中山克広がピッチで体現する「怖いものなし」という境地は、単なる強心臓ゆえの産物ではない。その果敢な仕掛けの裏側には、己の弱さを冷徹に見つめ、論理的に構築された「迷いの排除」がある。彼にとって、最大の敵は対峙するDFではなく、自らの内に生じる「中途半端な迷い」だ。かつて責任感の強さゆえに、後ろ向きなミスから精神的な連鎖を止められなくなった苦い経験。それを糧に彼が辿り着いたのは、あえて「前向きなミス」を選択することで心の平穏とリズムを保つという、逆説的な思考のコントロール術だった。試合前の思考の整理、タスクの明確化。それは、ピッチという感情の荒波が押し寄せる場所で、自分を「今の自分」として繋ぎ止めておくための静かなる儀式だ。ドリブルで観客を熱狂させ、勇気を届けるという華やかな使命感の根底には、誰よりも繊細に、かつ泥臭く「自分との勝負」を挑み続ける一人の求道者の姿がある。一瞬の加速に、彼はどのような「覚悟」を込めているのか。そのスピードを支える、研ぎ澄まされた自己理解の正体とは。さあ、彼の思考を紐解いていこう。

【Code.1 - STATE】「負の連鎖」の遮断 ── 停滞を突破する積極的選択

中山:
試合中、判断がうまくいっている時のご自身の状態を、一言、もしくは短い文章で表すとしたら、どのような言葉になりますか?

中山克:
「怖いものなし」です。

中山:
具体的にどのような感覚なのでしょうか?

中山克:
『ボールがどんどん来てくれ』『全部仕掛けて、全部抜いて、アシストもゴールもしてやるよ』という感覚ですね。

中山:
自分の気持ちが主体的になるということでしょうか?

中山克:
そうですね。まさに主体的になる感じです。

中山:
その状態になっている時は、プレースピードや仕掛ける判断に変化はありますか?

中山克:
仕掛けるイメージは主体的な状態でなくても、常に持っているものではあります。ただ「怖いものなし」の状態のときは、少し難しいシチュエーションでも仕掛けにいける判断ができます。安易なプレー選択というより、積極的なプレー選択ができるというんですかね。

中山:
これは中山さんにとって、もっと増やしたい理想のプレーなのでしょうか?それとも、勢いが行き過ぎてしまう懸念もあるのでしょうか?

中山克:
行き過ぎてしまう感覚はなく、どんどん回数を増やしてもいいですし、勢いに乗っていい状態だと思います。

中山:
「怖いものなし」の状態は理想に近いのですね。最近の試合で、「怖いものなし」と感じた瞬間はありますか?

中山克:
特にこの試合がとかではないのですが、ここ数試合は、そういう状態を維持できている気がします。

中山:
何があると、「怖いものなし」の状態に入り込めるのでしょうか?

中山克:
ずっと続けてきていること、何をするべきかをはっきりさせることが自信になり、それが良いプレーにつながっていくことで自然に「怖いものなし」の状態になるという感覚はあると思います。

中山:
やることをはっきりさせているがゆえに、自信を持ってプレーができる。それを続けていくと、自然と「怖いものなし」の状態に入れているのですね。

中山克:
そうですね。 

中山:
具体的にいつ、どのように「やるべきこと」を明確にしているのですか?

中山克:
「事前に」というのが正しいですね。それは試合前日でもアップが始まる前でもいいですし、自分の中でのタスクと、「こういう状態になったら、迷ってプレーしてしまうな」というシチュエーションを考えておきます。「そうならないために、どうしておくべきか」というイメージを試合前に準備しています。

中山:
やることをシチュエーションも考えながら、事前にクリアにしておくイメージですね。

中山克:
その通りです。

中山:
「怖いものなし」が理想だとしたら、その逆である「怖いものがある」状態とは、どのようなことを指しますか?

中山克:
「迷い」ですね。迷いがあるからこそ判断が遅くなってプレーも中途半端になって、ミスして、どんどん迷ってしまうという連鎖になると思います。こういったことがたくさん生まれていると、少し「怖い状態」だと言えます。

中山:
「迷うこと」が一番の怖さになるのですね。

中山克:
そうですね。あとは「周りが見えていない」状態ですかね。周りが見えていなくて、迷ってしまう感じですかね。

中山:
うまくいっていない時は、どのように修正しようと取り組んでいますか?

中山克:
やっぱりボールタッチがうまくいっていない状態も絶対にあると思いますし、最近でも一試合ありました。うまくいっていない時は、 極力自分のところで時間を使いすぎないというか、「簡単にプレーすること」を意識しています。例えば、ワンタッチで味方をシンプルに使ったり、自分のところで時間をかけないようにする。周りを簡単に使う、あとはいつもより余計に周りを見ることもします。ボールタッチが悪い分、次のプレーの選択を迷わないように味方の位置を把握したり簡単にプレーするのは、リズムを取り戻すためにやっていることでもあります。

あとは、「後ろ向きでのプレーを減らす」ことも意識しています。うまくいっていない時は、いつもであれば簡単にできることもミスしてしまう「地に足がついていない」状態でもあると思います。後ろ向きでミスするより、前向きにミスした方が気持ちの落ち度が少ないというか、「前向きに挑戦してミスしたんだぞ」というミスに対する気持ちの持ちようは維持できるのかなと思います。

中山:
それは体の向きだけでなく、プレーの姿勢の話もですね。

中山克:
はい。もちろんバックパスよりできるだけ前へプレーすることもそうですけど、試合前に準備しているイメージ通りのプレーを、できるだけ選択することが大事かなと思いますね。

中山:
調子が良くない時に、チャレンジするのは勇気がいることだと思います。それは「覚悟」か「割り切り」、どちらに近いのでしょうか?

中山克:
どっちでしょうね…そう聞かれると「割り切れた覚悟」というか。自分がこのまま調子が良くない時に、後ろ向きでプレーしてボールを失ってしまうと、さらに気持ちが落ちてしまいます。だからこそ前向きな選択をすると、気持ちの落ち度が少なくなり、リズムをだんだんと取り戻せるんです。

中山:
ミスをする量よりも、前向きなミスを選択していくことで気持ちが落ちないようにすることは、重要なポイントなのですね。

中山克:
そうですね。これはかなり重要です。

中山:
なぜ、気持ちの維持を重要視されているのですか?

中山克:
スポーツには絶対にミスがありますが、僕自身後ろ向きのミスが続くと、どうしても責任を感じすぎてしまうというか「やばい、どうしよう」となってしまって、なかなかそこから戻ることができないタイプでもあります。

もちろんミスを全然気にしない人もいるじゃないですか。 でも僕はそういうタイプではない。この言い方もおかしいかもしれませんが、できるだけ「積極的なミス」で、前向きなプレーを選択した後のミスは気持ちが落ちないというように僕自身の自己理解ができてきたので、そこは意識していますね。

中山:
過去に気持ちが落ちたことで、パフォーマンスまで崩れてしまった経験が多かったのでしょうか?

中山克:
山ほどありましたね(笑)

中山:
だからこそ余計に気持ちが落ちないようにするために、一つの手段として前向きなプレー選択を重要視してるのですね。

中山克:
そうですね。 気持ちを落とさないことは非常に重要だと考えています。




【Code.2 - EMOTION】「ワクワク緊張」への変換──自己理解が導く感情整理

中山:
試合前や試合中に生じる「緊張」や「不安」という感情は、中山さんにとってどのような存在ですか?

中山克:
「うまく付き合いたいもの」です。

中山:
具体的に、どのように付き合っているのでしょうか?

中山克:
前もって整理しておくことによって、不安がないままプレーはできているのですが、やっぱり緊張は絶対しますし、基本的に緊張しない試合はないです。良い緊張や悪い緊張があるとよく言いますけれど、前向きなプレー選択をして「怖いものなし」の状態に持っていくための良い緊張が、 楽しむ方向に持っていけているのでうまく付き合えていると思います。そういえば、話しながら思い出しましたけど、緊張に関してはまだうまく付き合えていない部分も一部ありそうです。

最近の試合でPKを蹴ったのですが、正直蹴るまでは全然緊張しなかったのに自分の番になってボールに向かっていくときに、一気に緊張感が押し寄せてきました。それにうまく対処できなかった感じはしたので、「まだ付き合えていないもの」ですね。 

中山:
対処できている緊張と、まだできていない緊張がありそうですね。

中山克:
そうですね。でも初めてPKを蹴った時には、「こんな感じなんだ」という感覚にもなれていたので、「次に繋がる緊張」だったのかなと思います。

中山:
良い緊張を楽しむ方向に消化するというお話がありましたが、中山さんにとっての「楽しむ」とは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか?

中山克:
自分の特徴であるドリブルやスピードを出せると一番楽しいです。自分のプレーでみんなを楽しませたい気持ちがあるので、そういったところを出すようにしています。ですが、やっぱり試合前は緊張するんですよ。不安にならないというか、焦りを持たない緊張です。

中山:
中山さんは何に対して、緊張や恐怖を感じるのでしょうか?プレーが出せないことへの不安なのか、周囲からの評価なのかなど。

中山克:
恐怖感でいえば、自分のプレーが出せないことや調子が悪くてうまくいってない時の評価があると思います。ここ最近は、本当に試合を早くやりたい、ドリブルをどんどん仕掛けたい気持ちがあるので、「ワクワク緊張」というんですかね。良い状態が多いです。

中山:
PKの時に「こんな感じなんだ」と思えたということは、自分が認識できるほどの緊張はしていないのかもしれないですね。ただ、頭の中では自分のプレーが出せるか、それでどう評価されるかといったことから発生する緊張はあるのですね。

中山克:
確かにそうかもしれないです。 

中山:
緊張や不安との付き合い方は、プロになる前後で変化しましたか?

中山克:
おそらく変わったと思います。昔は感情の整理は全然しなかったですし、「良い時は良い、悪い時は悪い」というように終わらせていました。なので、以前は波があったと認識しているのですが、最近は良い時と悪い時の波が大きかったところからだんだんと振り幅が減ってきています。

中山:
思考を整理するスキルが、パフォーマンスの安定に直結しているのですね。これまで試行錯誤してきた中で、自分に合っていると感じた方法は何ですか?

中山克:
思考を整理することはかなり自分にハマっているというか、自己理解が深まっているところですね。自分がどういう状態がダメで、どういう状態がいいかということがはっきり分かってきて、「そうならないために」と考えることが増えましたし、その繰り返しによって自己理解が深まりました。その整理ができるようになってきたことが、かなり良い状態を作っているんだと思います。

中山:
具体的なルーティンというよりも、考える力と思考を整理する力が、今のパフォーマンスを支えているのですね。

中山克:
その通りです。





【Code.3 - COGNITION】「今の自分」との勝負──感情の制御が生む出力の最大化

中山:
中山さんにとって、サッカーという競技はどのような「ゲーム」だと捉えていますか?

中山克:
「自分との勝負」です。

中山:
なぜ、そのような表現になるのでしょうか?

中山克:
スポーツだけの話ではないですが、結局は「自分をどうコントロールするか」が大事になってくるものだと思っています。もちろん人それぞれ特徴や得意不得意がありますが、得意なことを評価してもらっているからこそ表に立つことができますし、その特徴をどうコントロールして良い状態を出していくかは、どうハイパフォーマンスを常に出していくかにつながると思います。

もちろん相手がいるスポーツなので相手への目線もありますが、結局は「自分がどうできるか」だと思うので、「自分との勝負」になります。いろんなプレッシャーがある中で、それを打ち破るという意味でも「自分との勝負」だと思っています。

中山:
コンディションや栄養、睡眠、思考のブロックなど、パフォーマンスを阻害する可能性があるものとの勝負をしている中で、いかに自分に矢印を向けて最大値を出せるかが重要なのですね。

中山克:
まさにそれが言いたかったです。

中山:
「自分との勝負」という言葉を使ったときに、過去の自分と戦っているのか、理想の自分と戦っているのか、どちらの感覚に近いですか?

中山克:
そう聞かれると過去でも理想でもなく、「今の自分」がしっくりきます。それこそ、毎試合のシチュエーションごとにする判断やプレッシャー、感覚との勝負、どう自分のハイパフォーマンスを出せるか、いつものパフォーマンスを出せるようにどうコントロールするかという意識が強いので、自分をコントロールすることができたら「自分との勝負に勝てる」という感覚です。過去や理想の自分より、「今の自分」への意識が強いと思います。

中山:
今の自分との勝負に勝つために、最も必要なスキルや要素は何だと思いますか?

中山克:
「感情のコントロール」ですかね。結局は、どんなシチュエーションでもそこに行き着くと思います。ひとつのミスで感情が前向きになるか、後ろ向きになるかでも状況は変わってきますし、ボールが来た時に積極的に仕掛けられるかどうかというところも、感情が関わってくると思います。

もちろんサッカー以外の私生活を含めていろんな欲がある中で、例えば「これは食べたいけど…」というように、食事を気にする場面でも感情をコントロールできれば、おのずと良い結果はついてくると思いますし、そう考えれば「感情のコントロール」がしっくりきますね。

中山:
ピッチ内外を問わず、日々湧き上がる感情を自分の望む方向に制御するということですね。

中山克:
そうですね。

中山:
では、そのコントロール術はどうすれば身につくのでしょうか?

中山克:
今の状態でいうと、PKの件もそうですが思考の整理に関しては未経験なことがいきなり起こると、初めての経験なのでわからないことももちろんあります。ですが、それを糧に思考の整理ができるようになってくると、次の経験に生かせるというか、ただのミスで終わらせないことができます。次につなげるためにも自分が何をすべきか、どういう状態が一番自分が良くなれるかということを整理しておくのは、感情のコントロールにつながってくると思います。

中山:
中山さんのように、思考を整理することが感情のコントロールに直結しているケースは、ひとつの特徴だと思います。感情が思考を凌駕してしまい、自分をコントロールできない人も少なくありません。中山さんの場合はまず思考を整理することで判断基準がクリアになり、その結果として感情をコントロールすることにつながっているのですね。

感情をコントロールするというテーマから考えると、一般的には感情面へのアプローチが多いと思いますが、中山さんの場合は思考の整理や自己理解といったスキルを磨いてきたことが、結果的に感情のコントロールにつながっていますよね。



【Code.4 - VISION】前向きな選択の蓄積──自己制御の先にある観客を動かす熱狂

中山:
この競技を続けていった先に、どのような状態や景色に辿り着いていたいと考えていますか?

中山克:
「自分をコントロールして、最善の選択をし続けられる」状態です。

中山:
「コントロール」という言葉が出てきましたが、それはプレーにおける理想の状態を指しているのでしょうか?

中山克:
そうですね。プレーにおける理想の状態だと思います。

中山:
人生もサッカーも選択の連続ですが、中山さんにとっての「最善の選択」とは、プレー中はどのように判断されるものですか?

中山克:
これも、自分が一番前向きでいられる選択やプレーかなと思っています。選択肢は山ほどあるので、その中から正解を見つけることは本当に難しいですし、人によっては正解も変わってくるので、自分の中で前向きな状態でいられる選択です。

中山:
そうすると最善かどうかの判断基準は、結果というよりも選択のプロセスにあるということでしょうか?

中山克:
そうかもしれないですね。もちろん映像を見返して、「こっちの選択の方が良かったかも」と思うことはあるのですが、 プレー中と試合後は見える景色が全然違うので、プレー中でいえば、前向きなトライができたという選択ですね。

中山:
現役を引退するとき、自分のサッカー人生が良かったと思えるためには、どのような選択を積み重ねていきたいですか?

中山克:
これも「前向きな選択をし続けること」くらいしか、パッと浮かぶものはないですね。

中山:
それも間違いなく一つの答えですよね。ピッチ内外問わず「前向きな選択ができたか」と自分に問い続けることの積み重ねが、いつか「これだけチャレンジできた」という、自分を支える誇りになるのかもしれませんね。

中山克:
そうですね。

中山:
この前向きな選択を積み重ねていった先に、どのような選手になっていたいですか?

中山克:
ドリブルなどのプレーを通じて、見てくれる人に元気や勇気を与えられる選手になりたいです。見ていて面白いというか、やっぱりサッカーが好きな人たちや見に来てくれた人たちにとって分かりやすいプレーでもあります。スピードで相手を剥がすという特徴を出せる選手は多くはない中で、そういう特徴を出すことができるのならどんどん出していきたいです。

僕自身、そういうドリブルをしている選手を見るのがすごく好きでしたし、実際に会場が沸いている光景も昔スタジアムに足を運んで見ていました。そういったところでみんなを喜ばせたり、ワクワクさせたい気持ちがありますね。

中山:
勝利を目指すプロであると同時に、一つのエンターテインメントとして、観客の心を動かす責任も背負っているのですね。

中山克:
もちろん勝つことが大前提であり、見に来る人はそこが一番見たいと思うんですけど、その中でも観客を楽しませられるプレーも出せたらいいなと思います。

中山:
前向きな選択を積み重ねた中山さんが、スタジアムを熱狂の渦に巻き込み、多くの人に勇気を届ける瞬間を心から楽しみにしています。今日は貴重なお話をありがとうございました!


【After Dialog】
中山克広がピッチで体現する「怖いものなし」という無敵のステージは、自身の「迷い」という弱さを冷徹に解剖し、試合前の緻密な思考整理によって構築された、極めて論理的な「防波堤」の先にある境地だ。彼にとって、サッカーという競技は「自分をどうコントロールするか」を問い続ける極めて内省的なゲームに他ならない。かつて責任感の強さゆえに後ろ向きなミスの連鎖から自壊した過去を糧に、あえて「前向きなミス」を肯定することで心の平穏を死守するその姿勢。その思考のコントロール術こそが、彼を再び加速させるための源泉となっている。「自分との勝負」に勝ち続けることで生み出される一瞬の閃きとスピードは、単なる戦術の駒を超え、スタジアムに集う人々の心に「勇気」という火を灯すエンターテインメントへと昇華される。ピッチ内外で感情を律し、最善の選択を積み重ねた先に待つのは、結果の成否に左右されない、誇り高き自己の完成だ。サイドラインで誰よりも自由に、そして誰よりも誠実に己を飼い慣らし続ける男。中山克広が描き出す「前向きな選択」の連鎖が、世界を熱狂の渦に巻き込み、多くの人の明日を照らす光となるまで、その思考の更新は止まらない。

『Dialog Code』

答えは、すぐには見つからないかもしれない。それでも自分と向き合い、考え続けることが、次の一歩をつくる。思考を解き明かす対話は続く。次は、誰の思考に触れようか。

【Athlete Profile】
中山 克広 (なかやま・かつひろ)
1996年7月17日生まれ、神奈川県出身。
サッカー選手。名古屋グランパス所属。
横浜FCのアカデミーで育ち、専修大学を経て2019年に横浜FCへ加入。プロ1年目からリーグ戦32試合で6得点5アシストを記録し、クラブ13年ぶりのJ1復帰に貢献した。その後、2021年に清水エスパルスへ完全移籍し、2023年にはJ2リーグ38試合で8得点を挙げ、攻撃面で存在感を発揮。翌年からは現所属の名古屋グランパスで主軸としてプレーし、リーグ9試合で4アシストを記録し、アシスト数リーグ1位に立っている*1。左サイドを主戦場とし、圧倒的なスピードを最大の武器とするアタッカー。縦への推進力に長けたドリブルで局面を打開し、高精度のクロスや自らゴール前へ侵入する動きで得点機会を創出する。近年は守備面での献身性も備え、攻守両面でハードワークを完遂するスピードスターとして存在感を放っている。

*1 2026年4月10日時点
【Dialog Partner】
中山 知之(なかやま・ともゆき)
1995年1月26日生まれ、愛知県出身。
株式会社Athdemy 取締役CCO。
JFAアカデミー福島や世代別日本代表、海外リーグでのプレーといったアスリートとしての原体験を起点に、人間の「状態」と「パフォーマンス」の関係性を探求し続ける。異文化圏での教育コンサルタントや、国内大手不動産テック企業でのセールス/マネジメント経験など、多様な環境の中で「変化が生まれる構造」に向き合ってきた。現在はAthdemyにて、トップアスリートとの対話(Dialog)を通じて思考や感情に伴走。一貫して問い続けているのは、「人はどのような状態で本来の力を発揮するのか」。競技とビジネス、国内と海外といった境界を横断しながら、個人の内面にある思考や感情を言語化し、新たな気づきを共に生み出している。




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