Dialog Code
『個を出すことがチームのためになる──「やりきった」と思える日まで走り続ける理由』 #吉田凪沙 Dialog Code
2026/7/1

「対話が変われば、スポーツはもっと変わるのか?」
『Dialog Code』
強くなるために必要なのは、トレーニングや技術だけではない。アスリートが自分自身と向き合い、考え、気づくことで、次のステージへ進む鍵を探る対話記録。
今回登場するのは、
吉田凪沙(サッカー選手・ニッパツ横浜FCシーガルズ所属)
【Before Dialog】
ボランチというポジションには、試合の流れを感じ取る力が求められる。こぼれ球に反応する。相手の攻撃を止める。味方を動かす。ピッチの中央に立つ選手の判断には、個人の感覚と、チーム全体を見る視点が同時に表れる。吉田凪沙にとって、自分の状態を測る一つの基準はセカンドボールを拾えるかどうかだという。考えるより先に身体が反応し、「ここだ」と感覚的に動けている時、コンディションの良さを感じる。一方で、年齢を重ね、チーム内での役割が変化する中で、チームがなぜうまくいかないのか、どう変えればいいのかを考える時間も増えてきた。感覚で動きながらチームを支える彼女は、試合中の判断、緊張や不安との距離感、チームスポーツとしての難しさと向き合っている最中だ。
攻守にわたってハードワークし、ゲームを動かさなければいけないポジションにおいて、ピッチの中で何を感じ、何を基準に、自分のプレーと向き合っているのか。さあ、彼女の思考を紐解いていこう。
【Code.1 - STATE】感覚で拾うコンディション───セカンドボールを基準に、身体と頭の反応を測る
中山:
試合中、判断がうまくいっている時のご自身の状態を、一言、もしくは短い文章で表すとしたら、どのような言葉になりますか?
吉田:
「コンディションがいい」状態です。
中山:
具体的に、どのような状態なのでしょうか?
吉田:
ポジションがボランチなので、セカンドボールの回収率が良いか悪いかである程度判断しています。セカンドボールを拾えるということは、体も動いていて、頭も動いているという感覚があります。今はそこが、自分のコンディションを測る一つの基準になっています。
中山:
調子が良い時、試合中はどのようなことを考えていますか?
吉田:
感覚的に「ここだ」と入れている時は、良い状態なのかなと思います。逆に、先日の試合でも感じたのですが「このボールの質だから、この辺りに落ちるだろう」と考える時間がある時の方が、セカンドボールを拾えないことが多いです。ボールが拾えなくなってくると、「もう少しこうしなければ」という思考に走ってしまっている気がします。
中山:
「何とかしなければ」と考えることで、プレーに制限が出たり、身体の動きが固くなったりするのでしょうか?
吉田:
試合の流れに乗り切れない感覚はあります。もちろん、セカンドボールを拾うことだけが全てではありませんが、自分の中ではコンディションを測る大きな指標の一つです。拾えていない時は、「今日は少し身体が重いな」と感じることがあります。
中山:
試合中に良い状態へ戻したいという気持ちもあると思います。そうするためのきっかけや、自分なりの方法は何ですか?
吉田:
自分の中で何かを変えるというより、チーム全体のスイッチが入った時に良い状態になると思います。点が入った時や、逆に失点した時など、試合の流れの中で変化が起きた時です。今年は先制点を奪われることが多くて、そこからチーム全体のスイッチが入ることが多かったです。
中山:
「スイッチが入る」というのは、具体的にはどのような状態なのでしょうか?
吉田:
「点を返さなきゃ」という気持ちですね。「負けられない」という思いが、チーム全体にあるのだと思います。
中山:
調子が良くない時は、セカンドボールを拾えていないこと以外にも要因はありますか?
吉田:
チームがうまくいっていない時に、「なんでうまくいかないんだろう」と考えることはあります。うまく相手をはめられていない時や、ちょっとしたミスが続いている時に、「どう変えれば良くなるんだろう」と考えます。自分はチーム全体を変えなければいけないポジションでもあると思いますし、年齢的にも上の方なので、個人よりもチームのことを考えている時間の方が多い気がします。

中山:
サッカー選手としてキャリアを積む中で、役割に対しての意識は変化してきましたか?
吉田:
学生であれば、学年が上がるにつれて自然と立場が変わっていきますし、社会人になってからもキャプテンを務めていた時期がありました。その時は、チームのために動かなければいけない時間や、考えなければいけない時間も多かったです。今のチームではキャプテンではないですが、その時の経験が生きている感覚があります。
中山:
年齢や役割によって、チームをどう変えれば良くなるのかと考える時間が増えていると思います。感覚と思考のバランスは、どのように整理されていますか?
吉田:
自分はそこまで思考型ではないと思います。むしろ、感覚的にプレーした方が良さが出るタイプです。チームの中で、「あの時はこうだったよね」と振り返ったり「このシステムだからこうだよね」と分析したりすることがありますが、自分はそういうのが苦手なタイプです。自分のプレーは感覚を大事にしながら、チームがうまくいっていない時には、何を変えれば良くなるのかと考えることが必要なのかなと思います。
中山:
両方のバランスを数値化するならば、どのくらいの割合が理想でしょうか?
吉田:
少しは考える時間も必要なので、8:2くらいですかね。
中山:
自分の感覚を生かすために、練習や準備の中で意識していることや取り組んでいることは何ですか?
吉田:
特別なことをするというよりは、日々の体のケアは怠らずにやっています。あとは、映像を見て細かく分析するタイプではありませんが、自分の試合はしっかり振り返ります。「もう少しここはいけたな」と感じる場面があれば、次の練習の中で意識して取り組むという形です。
中山:
課題を感じた時は、練習の中で修正していくことが多いのでしょうか?
吉田:
そうですね。今は練習時間の中でやれることを大事にしています。練習後は、仕事や疲労もあり、すぐにシャワーを浴びなくてはいけないので時間がタイトなんです。正直、プラスアルファで何かに取り組むことができていないのが現状ですが、限られた時間の中でどう意識するかが大事だと思っています。
中山:
身体が自然に反応できる状態をベースにしつつ、チームがうまくいっていない時には全体を見て調整する。限られた時間や環境の中で、そうした切り替えができることが吉田さんの特徴なのかもしれませんね。
【Code.2 - EMOTION】感情に波立たない準備───不安に飲まれず、今の自分を受容する
中山:
試合前や試合中に生じる「緊張」や「不安」という感情は、吉田さんにとってどのような存在ですか?
吉田:
緊張や不安を感じている自分がいるなと思う程度で、特に何の影響もない存在です。
中山:
緊張や不安はあまり感じないタイプなのでしょうか?
吉田:
緊張や不安が全くないわけではありません。ただ、それによって大きくプレーが変わる感覚はあまりないです。「今、自分は緊張しているんだな」と感じるように、無理に緊張しないようにするというより、受け入れ態勢のような感覚です。
中山:
緊張や不安に飲み込まれるというより、距離を置いて見ている感覚に近いのでしょうか?
吉田:
そうかもしれないです。試合によっては、「今日めっちゃ緊張しているな」と思うこともありますし、「ここは勝たなあかん」「絶対に負けたらあかん」という重圧のようなものを感じることもあります。でも、それを感じたからといって、自分のプレーに影響するという感覚はないです。
去年、マインドフルネスのようなことをやっていた時期がありました。その時に、「そういう自分がいるんだよ」と俯瞰して見たらいいという考え方を教えてもらいました。今は、緊張や不安のようなマイナスの感情が出てきた時に、そう感じている自分がいると受け止められるようになりました。
中山:
マインドフルネスを始める前後で、自分の中で変化したことは何ですか?
吉田:
もともと笛が鳴ったら緊張を忘れてしまうタイプなんです。入場してから笛が鳴るまでの時間は緊張することもありましたが、ゲームが始まってしまえば緊張や不安は全くなくなりました。なので、マインドフルネスを始めたからといって、自分の中ではそこまで大きな変化はありませんでした。
中山:
試合が始まると、感情よりもプレーに意識が向いていくのですね。
吉田:
ただ、自分のプレーへの不安は、その時のチームでの立ち位置によって少し変わってくるかもしれないです。今シーズンはずっとコンスタントに試合に出ていますが、少し前までは久しぶりにスタメンで出場する時に「ここでいいプレーをしないと次出られないかも」と、先を見すぎてしまう時期がありました。
中山:
そのような不安が出た時は、どのように向き合っていたのでしょうか?
吉田:
当時は、今ほど切り離して考えたり俯瞰して見ることを学んでいなかったので、ただただ「どうしよう」と思うしかなかったです。いいプレーができればテンションが上がり、ちょっとでもミスをしたら「やばいかも」と焦っていました。そういう意味では、感情の波はすごくありましたね。

中山:
試合前に、緊張や不安以外で強く持っている感情や思考はありますか?
吉田:
負けたくないという思いはあります。ただ、すごく気持ちが高ぶっているというよりは、「今日もやるべきことをやろう」という気持ちです。試合中に何かが起これば、相手に対して強い感情が芽生える瞬間もあります。でも、キックオフの時点でメラメラしていることは、あまりないかもしれないです。
中山:
感情に大きく左右されないのは、「失敗しても大丈夫」という感覚があるのでしょうか?それとも、自分への期待値がそこまで高くないのですか?
吉田:
自分への期待はゼロではないですが、「失敗しても大丈夫」と思っているわけではありません。ただ、今のチームには、ミスをした時に全体でカバーするという空気があります。なので、ミスを恐れずにプレーしやすい環境ではあると思います。
中山:
サッカーは外的要因が多い競技だからこそ、クラブの特徴やチームの雰囲気は個人の思考にも影響しますよね。
吉田:
そうですね。今はミスに対して責められすぎるような環境ではないので、一つのミスに対して、必要以上に落ち込むことはあまりないかもしれないです。そういう意味では、失敗を恐れずにチャレンジしやすい環境があると思います。
【Code.3 - COGNITION】個を生かすチーム競技───自分の良さを出し、違う感覚を受け入れる
中山:
吉田さんにとって、サッカーという競技はどのような「ゲーム」だと捉えていますか?
吉田:
チーム競技であり、個人競技でもあります。
中山:
「チーム競技でもあり、個人競技でもある」と感じるのは、どのような理由でしょうか?
吉田:
チームとして戦う競技であることはもちろんですが、その中で一人ひとりの技術や判断が生きる場面も多いと思います。個人の力で局面を変えられることもありますし、逆に一人では打開できないところを、パスワークやチーム全体の守備で解決していくこともあります。なので、どちらか一方ではなく、個人の力とチームとしての力の両方が必要な競技だと思います。
中山:
実際、サッカー選手は個人事業主という側面もあるかと思います。最終的には自分自身との勝負だと感じることが多いのか、チームで成り立っているという感覚の方があるのか、どちらでしょうか?
吉田:
「チームメイトでもありライバルでもある」というのはよく言うと思いますが、やっぱりどう生き残っていくかという部分は、すごく個人にフォーカスされているのかなと思います。ただ、一人でやり続けるのは絶対にしんどいと思うので、周りの力が必要だと思います。
中山:
「チームのために」という部分と、「自分の良さを出す」という部分のバランスはどのように考えていますか?
吉田:
自分の良さを出すことが、結果的にチームのためになると思っています。自分が求められていることや、自分ができることを出せないとチームの中で役割を果たせないからです。欲張りかもしれないですが、自分のためでもありますし、それがチームのためにもなると思います。
中山:
自分の良さを消してチームに合わせるのではなく、自分の良さを出すことでチームに還元していくということですね。
吉田:
はい。試合に出してもらっているということは、自分の何かを必要としてもらっているということだと思います。だから、まずは自分のできることや、自分の良さをしっかり出すことが大事だと思っています。

中山:
一方で、チームスポーツだからこその難しさは、どんなところにあると思いますか?
吉田:
みんなの思考の違いですね。
中山:
それは、どんな場面で難しさとして表れますか?
吉田:
一人ひとりの感覚や考え方が違うところです。同じ場面を見ていても、「今はいけたんじゃないか」と思う人もいれば、「後ろが気になって出られなかった」と感じる人もいます。守備でも、前が限定しているからもっと出てほしいと思う時もあれば、後ろの選手には別の見え方がある。そういう感覚の違いをすり合わせるのは、難しいところだと思います。
でも、それがチームスポーツの良さでもあるので嫌ではないです。ただ、やはりそれが難しさでもあります。サッカーをする以前の問題として、人間的にも好き嫌いはあると思うので、そこもチームスポーツだからこその難しさだと思います。ベテランの選手が怖かったりトゲがあったりして、下の選手が萎縮して育たないようなこともよくあるパターンだと思うので、そこは個人スポーツとは違うと思います。
中山:
チームとして方向性を合わせる必要がある中で、積極的に改善に関わるタイプなのか、それとも監督やスタッフの役割だと割り切るタイプなのか、どちらに近いでしょうか?
吉田:
みんなを集めてボードで説明することはないですね(笑)。個人間では、「こうだから、もうちょっと絞ってほしい」などと言うことはあります。でも、全員を集めて話すことは、それがうまくできる人に任せます。監督などの指導陣が提示してくれることもあるので、それを聞くという感じです。
中山:
では、サッカーにおいて「いい選手」とはどんな選手だと思いますか?
吉田:
素直な選手ですね。監督やコーチ、他の選手が言っていることを、自分が「違うな」と思っても一旦聞いてみる。その意見に対して自分の意見を言うことも大事だと思いますし、「そういう考え方や、やり方もあったんだ」というように、自分の選択肢にするのも一つだと思います。素直な方が、自分のプレーの幅が広がる気がします。
中山:
素直な選手が成長して、いい選手になっていくということですね。
吉田:
自分の考えを貫いている人もいるので一概には言えないですが、素直であるといろんな引き出しができるのかなとは思います。
中山:
ちなみに、吉田さん自身は自分のことを素直だと思いますか?
吉田:
指摘を受ける時は不貞腐れてると思われているかもしれませんが、「あ、そっか…」と意外と素直に聞きます(笑)。どうでしょう、素直な方だと良いですね。
【Code.4 - VISION】悔しさが消える日まで───「やりきった1日」を積み重ねる
中山:
この競技を続けていった先に、どのような状態や景色に辿り着いていたいと考えていますか?
吉田:
「やりきったな」と思っていたいです。
中山:
「やりきった」と思えるのは、具体的にどのような状態になった時だと思いますか?
吉田:
自分の感情の中から、悔しさとかが出てこなくなったら終わりなのかなと思います。今年で30歳で、ここ数年は「もう引退しよう」と思うこともかなりありました。それでも結局2年くらい続いています。一昨年は2位で終わって決して悪い結果ではなかったのですが、優勝できなかったことへの悔しさと、そのシーズンに自分がコンスタントに出られなかった悔しさがあり続けました。去年も「もうやめよう」と思っていましたが、後半戦になって0-3でボコボコにされたこともあり、「こんなんでやめられへん」という悔しさだけで続けてきました。
自分の来年のコンディションがどうとか、年齢のこと、結婚や子どものことも考えなくはないですが、一度競技をやめてしまったらもう戻れないと思っています。もちろんピッチに戻っている選手もいますが、現実的にはなかなか難しいのです。そうなった時に、悔しさが今の自分が競技を続けるバネになっているのかなと思います。
中山:
試合中にスイッチが入るというお話ともつながりますね。
吉田:
やられたままじゃ終われないです。
中山:
根っこの部分には、負けん気があるのだと感じます。
吉田:
あるみたいです(笑)。
中山:
サッカー選手としてのキャリアの中で、現在はどのような位置にいる感覚がありますか?
吉田:
今はなでしこリーグ1部なので、もう一つ上のWEリーグに上がることを考えれば、上を目指そうと思えば目指せるかもしれないです。でも、今までのサッカー人生の中で、「絶対に日本代表になりたい」などの気持ちを持ってサッカーをやったことはありません。
期待も含めて「目指しますか?」というような質問をされることはよくあるのですが、正直「絶対代表に入りたいから頑張っている」というより、サッカーがただただ好きだから続けてきたという感覚の方が大きいです。なので今は、シーガルズで自分ができることをしたいと思っています。
中山:
純粋にサッカーが好きで、ここまで続けてこられたのですね。
吉田:
大学生の時に何回か年代別代表に選ばれたこともありますが、「そんなに代表に入りたいと思ったことはないです」と言うのは、周りの見られ方としてあまり言うべきではないのかなと思っていた部分もありました。
U-20などの候補にも入っていたのですが、正直「行くのしんどいな」「周りが上手すぎて自分が行くレベルじゃない」というようにすごくマイナスな考えしかなかったですね。

中山:
後悔なく、悔しさがなくなる状態まで競技を続けていくにあたって、今大事にしたいことは何でしょうか?
吉田:
「1日1日」です。サッカーをやり続けている限り怪我のリスクは常にありますし、大きな怪我をしてしまえば離脱期間があります。特に女性アスリートは前十字靭帯を怪我することが多く、半年以上プレーができないとなるとその時間はかなりしんどいです。これまで自分は大きな怪我をしたことはないですが、怪我はしたくないですし、耐えられそうにないなと思います。だからこそ、プレーできているこの瞬間を大事にしたいです。
中山:
明確なゴールや肩書きというよりも、「まだやりきっていない」と感じる気持ちや、「このままでは終われない」という悔しさが、サッカーを続ける原動力になっているのだと感じました。だからこそ、目の前の1日に向き合い続けた積み重ねの先に、いつか「やりきった」と思える瞬間が訪れるのかもしれないですね。今日は貴重なお話をありがとうございました。
吉田:
ありがとうございました!
【After Dialog】
吉田凪沙の言葉から見えてきたのは、強い目標を掲げて突き進む競技者像とは少し違う、もっと静かで現実的なサッカーとの向き合い方だった。日本代表になりたい、上のカテゴリーへ行きたい。そのような明確な到達点が、彼女をここまで動かしてきたわけではない。サッカーが好きで、続けてきた。けれど、ただ好きなだけでもない。思うように結果が出なかった時の難しさ、試合に出られなかった悔しさ、やられたままでは終われないという負けん気。その感情が、何度も引退を考えながらも、もう一度ピッチへ向かう理由になってきた。一方で、彼女は自分一人で戦っているわけではないことも分かっている。自分の良さを出すことがチームのためになる。チームメイトは仲間であり、ライバルでもある。感覚や思考の違いを抱えながら、それでも同じ方向へ進もうとする難しさと面白さを、チームスポーツの中で受け止めている。「やりきった」と思える日は、まだ来ていない。悔しさが消えていないから、続けている。好きだから、またピッチに向かう。チームの中で自分にできることがあるから、今日も目の前の1日に向き合う。その先にいつか、「やりきった」と思える日が来るのかもしれない。『Dialog Code』
答えは、すぐには見つからないかもしれない。それでも自分と向き合い、考え続けることが、次の一歩をつくる。思考を解き明かす対話は続く。次は、誰の思考に触れようか。

【Athlete Profile】
吉田 凪沙(よしだ・なぎさ)
1996年10月26日生まれ、徳島県出身。
サッカー選手。ニッパツ横浜FCシーガルズ所属。
北井上FC、リベルタ徳島FCを経て、兵庫県の日ノ本学園高校へ進学。全国屈指の強豪校で経験を積み、3年時にはインターハイと選手権で2冠を達成した。その後、吉備国際大学へ進学し、FC吉備国際大学Charmeでプレー。大学卒業後の2019年にINAC神戸レオネッサへ加入し、なでしこリーグの舞台でキャリアを重ねた。2021年には、現所属のニッパツ横浜FCシーガルズに加入。セカンドボールへの反応はもちろん、試合終盤まで動き続ける運動量が持ち味。ピッチ中央でバランスを取りながら、チームの攻守をつなぐ役割を担う。豊富な経験を生かし、状況に応じた判断と粘り強いプレーで、シーガルズを支えている。【Dialog Partner】
中山 知之(なかやま・ともゆき)
1995年1月26日生まれ、愛知県出身。
株式会社Athdemy 取締役CCO。
JFAアカデミー福島や世代別日本代表、海外リーグでのプレーといったアスリートとしての原体験を起点に、人間の「状態」と「パフォーマンス」の関係性を探求し続ける。異文化圏での教育コンサルタントや、国内大手不動産テック企業でのセールス/マネジメント経験など、多様な環境の中で「変化が生まれる構造」に向き合ってきた。現在はAthdemyにて、トップアスリートとの対話(Dialog)を通じて思考や感情に伴走。一貫して問い続けているのは、「人はどのような状態で本来の力を発揮するのか」。競技とビジネス、国内と海外といった境界を横断しながら、個人の内面にある思考や感情を言語化し、新たな気づきを共に生み出している。






